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日本初! カバ振興協会サン・サドゥルニによる騎士号授与式!!

スペイン・カタルーニャ地方で150年の歴史を有するスパークリングワイン「CAVA※(以下カバ」の年間生産量は2億1900万本で、そのうち1億3800万本は世界140カ国に輸出されています。日本では1980年代から消費されるようになり、2009年(昨年)の実績を見るとドイツ、イギリス、アメリカ、ベルギーに次ぐ、第5位の輸出相手国になっています。その本数は500万本、中でも好まれているカバの種類はブリュットとブリュット・ナチゥレで、近年、世界的なロゼブームを追い風にしてカバロゼに人気が集まっています。
※cave(カーブ洞窟)に由来。シャンパーニュ方式で造られるスペインの発泡性ワイン。

5月17日、そのカバの総合的普及を目的とした非営利の団体Confraria del Cava Sant Sadurni カバ振興協会サン・サドゥルニ(会長はペドロ・ボネット・フェラー氏。会員数は4000名)が初来日し、フォーシーズンズホテル椿山荘東京で、カバ騎士号授与式が執り行われました。同協会の海外における授与式は今回が2度目。昨年初めて実施した米国カリフォルニア州に次ぐ開催で、高品質なワインを選択することにかけては定評ある日本が選ばれました。カバ振興協会サン・サドゥルニは、要求度が高い日本市場を非常に重要な国と捉えています。それは日本でカバが売れるということは、カバの品質が世界市場で認められることを意味するからです。

日本初の式典では、特別な賓客にのみ与えられる称号「名誉騎士(Confrare d'Honor)」は世界的な建築家伊東豊雄氏に授与されました。名誉騎士号はこれまでにスペイン国フェリーペ皇太子や故サマランチ元IOC会長、ピアニストのランラン等が受章しています。伊東豊雄氏は「身に余る光栄です。1992年のバルセロナオリンピックの年から当地を中心にスペインで活動することが多くなり、2002年にはバルセロナに事務所を構えました。スペインの人たちと仲良くなればなるほど彼らの義理人情に感激しており、日本人が忘れかけてる精神に感銘を受けています。今後もスペインとの友好、またカバの日本での発展に貢献していきたいと思います」と受章の喜びを語っていました。

カバ普及の貢献度に対して、同協会が感謝と敬意を込めて贈呈する称号「功労騎士(Confrare de Merit)」は、(社)日本ソムリエ協会の小飼一至会長、(有)ワイナリー和泉屋新井治彦代表取締役社長、サントリーワインインターナショナル(株)の八木徹代表取締役社長、料理研究家服部幸應氏他、長年にわたりスペインに特化している方々21名に授与されました。

 

授与式を取り仕切る同協会は世界各国で技術・文化等あらゆる分野のイヴェントの啓蒙活動を展開しています。

功労騎士号を受章した笑顔の(社)日本ソムリエ協会小飼一至会長、おめでとうございます!

伊東氏は世界的な建築家であり、バルセロナのホテル・ポルタ・フィラを手がけ、スペイン国内で高い評価を受けています。私は『NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀』を拝見し、仕事ぶりに感激しました!

騎士号授与式の後はブラック・タイ着用のガラ・ディナーでした。
華やかな空気に包まれた会場では同協会から4種類のカバが供出されました。

カバ振興協会サン・サドゥルニの詳細は>>>

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